ヒプノセラピー体験談

体験談210号「私なんて居なくていいんだ・・」

◆ 人に対して心が開けないんです・・とクライアント様。

その相手とは、ごく親しい家族まで及んでいて
職場や、友人などに
プライベートは踏み込まれないようにガードしてしまい
内実、とても寂しい気持ちも抱えているご様子。

瞑想の先生にも言われてしまったとの事で、
ご自身に向き合うきっかけとして、ご来談頂きました。

ヒプノセラピーで出てきたのは、
切なくて悲しい出来事。
一人ぼっちで抱えていた想い、でした。
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ヒプノセラピー体験談 その210「私なんて居なくていいんだ・・」
※全てのセッション体験談は、クライアントとの同意の上で文章化しています。
そして私の判断、表現、加筆などにより実際のセッションと異なる場合があります。
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ヒプノセラピーの誘導でたどり着いたのは、

小学校の校舎の中庭
小学一年生の自分。

授業中、ふと教室を抜け出して
走って中庭の池に行き
自分で入って落ちました。

池の底で沈んだまま、水面を見ています。
昼間の明るい太陽の光がキラキラと射してキレイ。

「このままでいいかな・・」

悲しい気分です。

「私なんて居なくていいと思っている」
「だから池に落ちたの。居なくなりたかったから。」

まだ小学1年生です。
そんな事を考えて行動してしまうのには、
どんな理由があるのでしょう・・

原因を探ると、
3歳の頃。台所でご飯を作っているお母さんを眺めています。
お母さんは、働かないお父さんの変わりに
家事とお仕事と頑張ってくれています。

幼いわたしは、
本当はお母さんに遊んで欲しいのに、
こっちを見て欲しいのに、
我慢しています。

「遊んで欲しいな。でも今は言えない。
お母さんの邪魔になるといけないから・・」

小さな時から、お母さんやお父さんに気を使い
自分の本当の気持ち、したいことは後回し
その我慢がずっと大人になっても
影響していたのです。

思い切って、お母さんに伝えます。

「わたしのこと邪魔じゃない?」

お母さんは、はっと気づきました。

「ごめんね。そんな気持ち気付かなかった。
大好きだよ。邪魔じゃないよ。」

それでも

「お母さんのこと大好き。お母さん大変だから
わたしお留守番がんばる・・」

健気に語ります。言葉と裏腹に不安な表情。

「もう我慢しなくていいよ。一緒に遊ぼう」

お母さんと一緒に絵を描きます。
縄跳びをして2人で笑いあいます。
過去の埋め合わせ。
今だからこそ何だって出来ます。
何だってやってもらうことが出来るのです。
お母さんに抱っこしてもらいました。

「すごく満たされた気分」

今度はイメージの中で、
大人のクライアントさんが3歳の自分を受容し
池に沈んだ小学一年の自分自身を助けに行きます。

大人の自分は、世界中で一番信頼できる人
傷ついた自分と、大人の自分と対面をします。

「すごく安心できる、わたしは1人じゃなかったんだ・・」

——-

池に沈んだその小学生の頃の記憶は
事実だったかもしれないし、
妄想や想像だったかもしれない。

でもその幼い頃に感じていた感情や思い込みは、
「人への距離感」として
大人になっても続いていたようでした。

気付く事で、癒すことで過去は終わり、
その経験をエネルギーに変えて
私たちは歩みだします。
新しい思い込みとともに。

出会いに感謝しています。
どうかどうか、あなたらしい人生を歩まれる事を
心から願っています(^^)

あなたの心にはどう響きましたか?

 

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