ヒプノセラピー体験談

セッション体験談 その3 「音楽家の過去世」

クライアントさんとのセッションの様子を書いていきます。
学生さんらしく、女友達とどうしたらうまく仲良くいられるかが相談のBさん。
でも辿り着いた先は…

セッション体験談 その3「音楽家の過去世」

※全てのセッション体験談は、セッション後のアンケートにおいてクライアントとの同意の上で文章化していますそして、私の判断、表現法、加筆などにより実際のセッションと異なる場合があります。 ご意見、お問合せはコチラまで

自分は男です。音楽学校でグランドピアノを弾いています。
難しい曲。とてもうまく弾いていて、先生も満足しています。
才能ある音楽家の卵です。でも自分は全然納得していません。
そんなに古くない時代、ヨーロッパのようです。

隣にはライバルがいます。
笑顔がとても良く、性格の良い彼は人気者で自分にとても仲良く接してくれます。
でも自分は彼のことを妬んでいます。とても楽しそうにピアノを弾くからです。
胸が苦しく、もどかしく、とても辛いです。
Bさんは次第に息が荒くなり目の周りにはしわが寄り、
本当に苦しそうだったので、場面を切り替えて家に行くことにしました。
家に行くと更にいろんなことがわかってくるからです。

真っ暗な廊下を出て、外に出ます。
誰もが、周りの人が自分を見ているようで怖い。
辿り着いた家は、高そうな家具、全てがきちんと整理されていて
家にはコンクールで取ったトロフィーが並んでいます。
自分は家族とはなれて一人暮らしをしています。
期待されて奨学金で都会の音楽学校に通っているようです。
でもぜんぜんうれしくない。プレッシャーで息も出来ない、
喘息も酷くなっているようです。

本当の自分はこんなんじゃない。
自分の理想は、自分の家で周りにはたくさんの友達がいて、
家族や大人たちが集まっていて、楽しそうにピアノを弾くんだ。
みんなを楽しく、幸せな気分にさせたかった。それが自分の幸せだから。
期待されて都会に出たけど、そこには本当の喜びは無かった。
空虚で、ただ苦しみだけの日々。

年を重ねて、その人生での次に重要な場面に行くように指示すると、
40代になっていました。
先ほどと同じ家にいます。でもまったく違って見えます。
とても暖かいオレンジ色のイメージ。
自分の隣にはきれいな女性がいて、とても笑顔が美しい。
手には赤ちゃんを抱いています。
僕の左手には、指が一本ありません。
理由はわかりませんが、指を無くしてから、ピアニストの夢を諦め、
子供達に教えることで生計を立てています。
気分がとてもよくなりました。妻もとてもよく支えてくれました。とても幸せです。

臨終の場面
傍らで妻が自分を抱えて泣いています。子供がそばにいます。
あまり長生きしなかったようです。
理由は喘息のような症状、でも全然苦しまずに死にました。
妻に「ありがとう」というと、妻は泣きながら「お疲れ様」と言い、人生を終えました。
やっと夢がかなった感じがします。

そして中間世と呼ばれる世界に辿り着くと、彼はメッセージを伝えました。

「天才と呼ばれていたけど、自分はただの無能な人間に過ぎなかった。
あなたには、この苦しみを味あわせたくない。
音楽は素晴らしい。今世では楽しんで欲しい。」
—-
才能あり、期待されていて、成功しているように見えても
それは彼にとっての本当の幸せではなく、
大切な家族を持った何気ない日々にこそ、幸せを感じていた
音楽家の時の過去世
私達にも大切なことを教えてくれた気がします。

Bさんは、このセッションにより
素晴らしい才能を持った彼のエネルギーを受け取りつつも
今、若さという一番輝かしい時期を様々な経験をしながら
キラキラと過ごしていらっしゃいます。

 

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