ヒプノセラピー体験談

体験談218号「悲嘆療法・亡くなった息子さんとの対話」

◆ 悲嘆療法とは、亡くなった魂となった存在と、潜在意識下で
再び対面し、交流を図るもの。

多くの場合、死は残された人へ様々な負の感情をもたらします。
喪失感・罪悪感・後悔・悲しみ・怒り・・
その感情はごくごく普通のことなのに、否定する事で、頑張る事で
更に自分自身の心を蝕んで、長引いたり
辛い時に掛けられた、周りの人の何気ない言葉によって
更に傷つく事だってあるのです。

今回は、大切な息子さんを自死で亡くされた女性の体験談です。

相談内容は、2点。
甘える事ができなかったという、お母さんとのこと。
これは、年齢退行療法で、妹の出産によって
お母さんと離れた事での寂しさ、我慢の原因に向き合いました。
お母さんから「大切な存在だよ。幸せになってほしい。」との言葉を聞いて
スッキリされたご様子でした。

さらに潜在意識深く沈みこみ、
2つ目の相談である、魂の存在となった息子さんと、
イメージ下での再会を進めてることと、
息子さんとして生まれた意味を探る、魂の癒しの旅に出かけました。
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ヒプノセラピー体験談 その218「悲嘆療法・亡くなった息子さんとの対話」
※全てのセッション体験談は、クライアントとの同意の上で文章化しています。
そして私の判断、表現、加筆などにより実際のセッションと異なる場合があります。
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イメージ下で出てきた息子さん、恥ずかしそうに照れた様子です。
2人はお互いを労わり、謝罪を繰り返します。

「お母さんがあなたの気持をわかってあげられなくて、ごめんね。
向き合ってあげられなくてごめんね」

『お母さんが悪いんじゃないよ。俺が弱かったから。
生きているのが嫌になったんだ。
俺が生きていたら、お母さんを困らせると思ったから。
お母さんはいつも優しかった。ごめんね。ありがとう』

「迷惑かけてでも、どんな風でも生きて欲しかった」

息子さんは、なぜこのお母さんの下を選んだのでしょう。
生まれる前の記憶まで戻っていきました。

『空の上から町を見ていた。ワクワクしながら生まれる事を待っていた。
ちょっと悲しそうにしている、お母さんを見つけた。
愛されたいって思っているみたいだから、愛してあげようって思ったの。
お母さんのそばでずっと守ってあげようって決めたの。
お母さんには笑っていてほしいんだ・・・』

お母さんの胎内の記憶まで進めると・・

『時々足でおなかを蹴ったのは、
ここにいるよって、僕がいるよって知らせたの
元気付けようと思ったの』

さらに、時間を時空を越えて、息子さんが亡くなった後で
いつもいるところ(魂の世界)を見せてくれました。

『とっても明るくて、穏かなところだよ。
家族(亡くなったお祖父ちゃんとか先祖)と一緒で
みんな優しくて、暖かいんだ。』

『僕は、お母さんを選んで生まれて来た。
後悔はしていない。お母さんの子供で良かったよ。
お母さんはお母さんらしく生きればいい。
今までいっぱい頑張ってきたから、肩のちから抜いて、生きていけばいい。
又会えるから。
僕は大丈夫。今は幸せだから。心配しないで・・』
——-
亡くなった大切な人と、魂の存在として
再会を果たす時、言葉を聞くとき
滝のような癒しの涙で、心と体、魂は浄化され、
止まってた時計が動き、また新たな時を刻み始める。

悲しみは一生続くかもしれない。乗り越えるなんてきっと出来ない。
でもいつの日か、心の中で折り合いが付いて
自分らしく生きていけるようになるのかもしれない。
その時間は長くとも、歩みは果てしなく遠くとも
それも人生の側面。

あなたの心にはどう響きましたか?

 

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