名古屋の催眠療法士・公認心理士の 紫紋です。
今年の4月より、12ステップという、
依存症回復のプログラムを学んでいます。
12ステップは、全世界で共通の
あらゆる依存症の回復に使われているプログラム。
あらゆるなので、アルコールはもちろん、薬物もギャンブルも、共依存、性依存、買い物など。とにかくどの依存症にも効果があるプログラム。
芸能人では、高知東生さんや、清原和博さんなどがダルクに所属しているので
この12ステップを使って回復に向けて歩んでいるようです。
世界中で効果が認められている12ステップ。
このプログラムにより、
アルコールや薬物などで荒くれ者だった人が
賢者のように素晴らしい人間になっているのを知り
以前から、いつか学びたい、通いたいと思っていたのを・・・
機会あり学ぶことに。
聞いてはいたけれど、
学びだすと、実はとても「スピリチュアル」なのだとわかってきました。
できた経緯がそもそもシンクロニシティによるものであり、
見えざる神の力が働いているそうで。
USPTという、精神科医のグループが臨床で使っている解離性障害の統合のプログラムも
出来た経緯もそもそもは、不思議な力によって。
有効な治療法やクリエイティブな手法ができるのは、理論や、データなどよりも先に、
見えない力が働いているんだよなぁと納得。
12ステップでは、
このビックブックという青い本を共通して使うのだけど
この本の中で書いている
ある重度のアルコール依存症者に対して、かのユングが語った言葉。
「君のようなケースでの例外は、ずっと以前からあった。ときどき、あちこちの場所で、アルコホーリクがいわゆる決定的な霊的体験をしている。普通とは言えない現象なのだが。それはいままでの情緒が大きく変わって、新しくなるといったことのようだ。ずっと持っていた人生への考えや情緒が突然取り除かれて、それに変わる新しい考え方と、生きていく動機が支配しはじめる・・・」
回復には、2パターンあるとされる。
「霊的体験」により劇的な回復がある人が10%、
「霊的目覚め」としてプログラムでゆっくり回復する人が90%。
この会の中では参加のみんながそれぞれの
「霊的体験」をシェアしました。
人生のどこかの場面。
絶望の沼の中で、ふと気づき、目が覚めて、光を見つけた瞬間の話。
思い返すといくつかあったなぁと思います。
人生のどん底で、催眠療法に出会った時のこと。
雷に打たれるような衝撃だった。でこの道を選んだこと。
下の娘を亡くしてずっと罪悪感で泣き腫らしていた時のこと。娘は今どんな気持ち?と引いたカードに「平和」と書いてあったこと。目が覚めたようだった。
私なんてちっぽけな存在が、催眠療法士になれるはずないと、自己否定でいた時にクライアント様に続けて3人に「やりなさいと伝えに来ました」と言われたこと。
思い返しながら、みんなの話を聞いていて
会の人と、帰りの電車で途中までご一緒したのだけど
ふと「神様ってずっとそばにいてくれたんだよね。こうして今も」
なんて、少し泣きながら話していたりして
とても良い時間でした。
学びはつきませんね🌟