ヒプノセラピー体験談

体験談192号「怒りのコントロールその2」

◆ 怒りをコントロールしたいんです。とのご相談。

前回は「幼少期の辛い記憶」として
8歳の頃にお母さんに、
お仕置きされた記憶が出てきました。

泣き喚いても、出してもらえない・・・

ここでは、お母さんの感情を癒すことで、
こころは軽くなりました。
でも、この出来事は「原因」とするのには
少し薄い・・。

更に掘り下げて、
怒りの原因としてできたのが
今回ご紹介する「出産時のトラウマ」でした。

臨月のお母さん
微弱陣痛を感じて病院にいくと、
そのまま出産という流れに。
陣痛促進剤を何本も打たれて
出産日前なのに、
いきなり外に出された経験が
意識を二つに分断したようでした。

今回は第二回目です。
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ヒプノセラピー体験談 その192「怒りのコントロールその2」
※全てのセッション体験談は、クライアントとの同意の上で文章化しています。
そして私の判断、表現、加筆などにより実際のセッションと異なる場合があります。
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さらに「怒りの原因」として、たどり着いたのは・・・

胎児期9ヶ月。
羊水の中でフワフワと浮いています。

あんまり居心地良くないな。
お母さんは忙しいみたい。
お母さんが急いでせかせかしていると、気分が良くない。

お腹なでなでしてほしいな。
つながりをもっと感じたいな・・・

お母さんは、お姉ちゃんの育児で一生懸命。
お父さんも仕事が遅くて、1人で頑張っているようです。

気持ちを伝え、
お父さんとお母さんが、
自分に向けて優しい言葉を掛けて
2人でおなかを触ってくれることで
お腹の中が温かく、心地よくなってきました。

満たされた気分・・・

少しずつ成長して、
出産に向かいます。

「無理やり出さないで欲しい!
まだ4日早いの。
今日じゃなくてもいいじゃない!」

出産予定日前
お母さんが微弱陣痛で病院にいくと
5本も陣痛促進剤が打たれて
無理な出産へと向かったようでした。

お母さんはとても苦しい状態です。
出産の瞬間、本当の自分は何かに覆われて
消えたように感じます。

「本当の私は消えました
生まれるのは、だれ??」

とても不思議なイメージなのですが
潜在意識は答えを知っています。
本当のわたしはどこにいるのでしょう。

本当の私に会いに行くと、
いたのは、とても美しい場所。
広い原っぱの上に、
嬉しそうにしている
10歳ぐらいの自分のイメージ
太陽向いて、あったかくて気持ちよさそうに
ニコニコしています。

「自分の想いが通らないから、消えたの
本当はまだお腹の中に居たはず
まだ居たかったの・・。」

離れた意識。分かれた自分自身。
このままでは、本当の自分を生きられません。

今(実年齢)の自分が出てきて、
ひとつになって融合していきます。
足りないパーツが埋まった感じがします。

やっと本来の私に戻れた・・。
——-
出産時の、自分の想いが通らない経験
純粋に嫌だった事。
だから、本当の自分が隠れて
別の自分が変わりに成長していた。

でも、数十年経ち
出会い融合する事で
無くしたパーツが埋まって
一体感が得られたようでした(^^)
もうこれでずっと一緒ですね☆

余談ですが・・
「人格解離」で有名な、
早稲田通り心のクリニックの精神科医・小栗康平先生も、
「解離性同一性障害」やそれ以前の「内在性解離」
という状態が始まる段階は、
早くて胎児期や、出産時のトラウマだと伝えています。

これを垣間見た瞬間だったように思い
私自身はとても興味深いセッションでした(^^)

さ、次週はこの続き
「怒りのコントロールその3」として
受胎前の記憶(お母さんを選んだ理由)まで退行します。

あなたの心にはどう響きましたか?
シモン☆ヒプノセラピー 紫紋 かつ恵

 

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