ヒプノセラピー体験談

セッション体験談 その26「なごり煙草」

癖や嗜好、惹かれるものって、時折過去世からの繋がりを感じます。
その時の思い出や感情がくっついていて
もしかしてそのなごりが、
癖として残っているのかも。。

セッション体験談 その26「なごり煙草」

※全てのセッション体験談は、クライアントとの同意の上で文章化しています。
そして、私の判断、表現法、加筆などにより実際のセッションと異なる場合があります。 ご意見、お問合せはコチラまで


私は派手な着物を着ています。
江戸時代・・
私は25歳の芸者です。
待合室のような部屋でお客を待っています。
長い煙草をゆっくり吸っています。
楽しみでもないけど、いつものこと。

隣においらんがいます。
同期で、稼ぎがいい人、気が合います。
お互い毎回、いろんな客を相手しています。
「もうぼちぼち行こうかな」

自分の部屋に行くと、お侍ではない町民がいます。
私の大切な人です。
私は「ごめんね」と言います。
彼が一生懸命お金をためて、やっと来てくれた事を知っているから。

「あんまり来る事が出来ない、ごめんね」
彼はただ私に会いたくて、来てくれているのです。
でも私は今のことしか考えられません。
こんな仕事だから外に出ることは出来なくて、
結婚も出来ないことはわかっています。
うれしいけど
彼には、他に好きな人が出来たほうが幸せだと思っています。

私はココから逃げようとは思いません。
一緒になっても、生活が合わないことは判っているから。
別々に生きたほうがいいって思っています。
本当はもっと会いたいのだけど
たまに会えるだけでもうれしい。
ただ、今一緒にいられることがうれしくて・・・。

大切だけど、あなたのために命を賭けることは出来ないと伝えます。
「自分もそうだよ」と寂しそうに返してきます。

年を重ねて、40代前半・・・
私は病気で死にました。
井戸のそばにうつ伏せで捨てられています。
年をとるとともに
店の中でも重要な存在でもなくなり
肺の病気で亡くなり
そのまま捨てられた様です。

彼は何年も前から来てくれなくなっていました。
でも、骸の私を見に来てくれて
赤い着物をかけています。
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仕事と人生の事での悩み出来てくださったという彼女。
心の奥にある、悩んでもいない恋愛と繋がる感情が出てきて
悲しくも辛くもないのになぜか涙が出てきた
そう後の話で伺いました。

愛っていろいろな形があって、
でも紛れもなくそれは愛で。
カウンセリング中に話していた
「煙草をゆっくり吸っている時に心地よく感じる」のは、
その時の思いが
煙草という癖となって残っているからかもしれませんね。
その素敵な時間を大切に
ありがとうございました。

 

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