ヒプノセラピー体験談

体験談 その44 「奉行所での裁き」

「本当の気持ちは、実は誰にもわからない
それは人から賞賛を受けたり、期待されたりすることとは違う
自分に忠実に本当の事をした時だけわかる」

過去の偉人の言葉でもなく
セッション中のメッセージ
辛い人生を、苦しみを
乗り越えられた方って本当に深い
お話を伺うごとに感動して、
ご縁への感謝を感じます。

悩みや、苦しみって
乗り越えようと決めたとき、その渦中に
美しい光となり
その先の人生や周りの人照らすようです。
人生って何一つ無駄な事はありませんね。

体験談 その44 「奉行所での裁き」

※全てのセッション体験談は、クライアントとの同意の上で文章化しています。
そして、私の判断、表現法、加筆などにより実際のセッションと異なる場合があります。
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私は白いすその長い着物を着ている男性です。
奉行所に勤め、人を裁く役職にいます。
足元には、たくさんの泣いて懇願している人達がいます。
私が間違った裁きをして、閉じ込めた人がいるからです。
私は、間違いを認めるわけにはいかず
辻褄を合わせようとしています。

「うそつき!」と言われました。
閉じ込めた人の娘です。
私はその通りだと思っています。
でも奉行所の仕事は
御家のため、やめるわけにはいきません。

その女の子は毎日来ます。
父親の無実の罪のせいで村八分にされ
日に日にやせ細り、見ていられません。

ある、雨の降りしきる晩
牢屋の鍵を開けて、その子供と2人で逃がしてやりました。
自分も逃げますが、程なく捕まり
暗い部屋に隔離され自殺未遂を繰り返しているうちに、
秘密裏に島に流されました。
本当は打ち首なのだけど
私を可愛がってくれた父親や上司達が手を尽くしてくれたからです。

島には誰も居ません。
でもやっと開放された気分です。
ここでは生きるも死ぬも遠慮ありません。
みんなはかわいそうだと思うかもしれないけど
やっと自由です。
白い砂浜、貝を拾って、火を起こして魚を焼きます。
波の音と、風が葉っぱをさらさらと揺らす音が聴こえる
とても静かです。

逃がした親子が笑っているだろうか、
と思いを馳せますが
他にもたくさんの間違った裁きをしてきたことに
罪の意識が消えません。

そこでは、心の中の架空の人物と暮らします。
ひげを生やした仙人みたいな人
だから寂しくありません。

私はもうすぐ死ぬようです。
だから見えるかもしれません
その人が言います。

正しい事はいつも正しいとは限らない
自分の心に忠実になれば、それが正しさ。
罪は重い、軽くはならない
だけど最後にお前は正しい事をした。

心の声を大切にしていれば、お前がこの世を発つその前に
必ず自分の本当の姿を見ることが出来るだろう
もう、よい事をしたと思ったらどうじゃ?

初めて自分のために泣きます。
受け入れられて、こんなに暖かくなれるなんて。
認められ、受け入れられ、褒められて
やっと死ねる

そのまま、白い砂浜で波の音を聞きながら
餓死していきます。
喜んであの世にいける
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いつまでも忘れられない、
宝物のような選りすぐりのセッション
クライアントさんから教えていただく事って
本当に計り知れないなって思います。

事前カウンセリングで伺った
今までの人生での壮絶な経験から
気の遠くなるような長い年月をかけて
でも自分の力で乗り越えられたというお話
そしてこのセッション。
深く考えさせられ、
印象深かったです。
そしてこの先の人生がとても楽しみ。
素敵な女性でした

本当に遠くから
ご縁を感じて来て下さった事
心から嬉しく思っています
出会いに深く感謝しています
どうか、この先も素敵に歩まれる事を
遠くこの名古屋から祈っています
ありがとうございました

 

シモン・ヒプノセラピー
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