ヒプノセラピー体験談

セッション体験談 その2 「人が信じられない理由」

クライアントさんとのセッションの様子を書いていきます。

Aさん(男性)
はじめ、とても緊張している様子の30代男性、Aさん。
人間関係において、親しくなってもその相手をどうも信用することができず、
孤独感を感じるという悩みを抱えて、思い切ってお越しくださいました。
ゆっくりぽつぽつとAさんの口から語られる前世の世界
時代ははっきりとは聞き取れなかったのですが、
砂漠にある荒らされた集落の前でただ立ち尽くす、
20代の男性のイメージが浮かんでいたようです。

 

セッション体験談 その2「人が信じられない理由」

※全てのセッション体験談は、セッション後のアンケートにおいてクライアントとの同意の上で文章化しています。私の判断、表現法、加筆などにより実際のセッションと異なる場合があります。 ご意見、お問合せはコチラまで


目の前ではたくさんの人が殺されている、とても悲しく、寂しい光景。
家族と暮らした家も燃え尽きて、恐ろしさと怒りを感じ、複雑な気分でした。
場面を変えると、その砂漠の中で、ただ歩いている光景が目に浮かびました。
集落を襲撃した敵を全滅させるためにすべてが見渡せる高いに登る必要があったからです。
敵のことが許せずに復讐に燃えていました。
たくさんいた仲間も随分減っていました。
半分は殺され、あまりにも強すぎる敵に残りの半分の仲間が寝返って、
今度は戦う相手となっていました。
裏切られたのです。

許せない気持ちをもちつつも、
かつては同じ仲間だった相手と戦うこともできずに
一人もがいていました。
仲間同士だった者が、いがみ合い殺しあう恐ろしい光景。
何度も何度も戦いを繰り返しては、大切な仲間を大勢失いました。

やがて、故郷を守るため、仲間を守るために
自分が降伏するという選択をしました。
自分が誰もが恐れるカリスマ性のあるリーダーで、
それだけ力があると思っていたからです。
敵の陣地に到着し、降伏すると告げるとそのまま捕まり、
仲間達は次々に無残にも目の前で殺されました。
相手は、最初からみんな殺して、全て奪うのが目的だったのです。

かつて住んでいた場所も、昔遊んでいた平原も開拓され、
変わり果てていくイメージが浮かびました。
そして、悲しい気持ちのまま、何度も移送された後に
ひっそりとした場所で銃剣で刺されて殺されました。

処刑後、かつての仲間や、敵までもが
死んだ自分を取り囲んで泣いている光景が浮かび、
そのまま冷たくなっていきました。
死んで、魂の世界にたどり着くと多くのメッセージを受け取りました。

裏切った仲間達は、そうするしかなくて、
本当はみんな美しい故郷で仲良く平和に暮らしたかった。
仲間も、敵もみんな自分の死をとても悲しんいた、
とても愛されたリーダーでした。
時代が悪かったのです。
何度も裏切られた悲しい感情は、今世に持ち越し、
人を信じることが出来なかった。
もっと見方を変え、心を開くことで
仲間を信用して楽しく生きることが出来る。

そして、とても大きなメッセージを受け取っていました。
「敵との共存」
許すことにより、別のやり方も出来た。
それは、今世で成し遂げるテーマのようでした。
優しい面持ちなのに元は自衛官という経歴
「武器の使い方や戦い方はすぐに身に付いた」のは
過去世での経験からだたのでしょう。
許すことにより、私達は変容していく、
そんなことを気付かせていただく、とても素晴らしいセッションでした

 

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