ヒプノセラピー体験談

体験談132号 「家族を繋げる役目」

◆ この方は「お子さんが友達の輪に入れない」事から感情が揺らぎ
色々調べていくうちに
自分の過去を見つめる必要が有る
と気付かれた様子。

お話を伺うと・・
お父さんは、病気がちで時々発作を起こしていて
それが怖くて仕方がなかったこと
お母さんは、なんとか自分が稼がなきゃと言う思いで頑張っていたこと
嫁姑の仲が悪く、自分が板ばさみになっていたこと
様々に話してくださいました。

セッションは お地蔵さんになったり、龍が出てきたりで
感受性豊かで、とっても独創的。
ですが、一番印象的だったのは、
インナーチャイルドでの出来事でした。
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ヒプノセラピー体験談 その132 「家族を繋げる役目」
※全てのセッション体験談は、クライアントとの同意の上で文章化しています。
そして私の判断、表現、加筆などにより実際のセッションと異なる場合があります。
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4・5歳の頃。
預けられていたおばあちゃんの家。
おじいちゃんのお膝の上に座っています。
タバコのにおい、いつもの特等席。
おじいちゃんも、お父さんの病気のことを心配しているようです。
おばあちゃんは、料理を作ってくれています。
作ってくれたコロッケ、美味しい。
笑っているけど、心は寂しそう。
生い立ちから、人生をあきらめているようです。
「苦しいことがいっぱい。でも〇〇チャンは大好き」と伝わってきます。
おばあちゃんにとって自分は希望だったようです。

仕事をしていたお母さんに変わって、
おばあちゃんはお母さん代わり、大好きでした。
おばあちゃんの家には木のお風呂があって
良くみかんを浮かべて一緒に入っていました
お風呂の壁は、おじいちゃんが描いた絵。
私のために季節ごとにペンキで色んな絵を描いてくれて
それが楽しみでした
——-
家に居ます。朝。保育園に行く前
テレビを見ながらコーンスープを飲んでいます。
毎日同じで、もういやです。

隣の部屋ではお母さんは
イライラしながら仕事に行く支度をしています。
保育園に送っていくのもメンドクサイ様子です。
お母さんが殺気立っているから、スープがいやとは言えません。
お母さんがはくきついズボンは、
はち切れそうな心を抑えるため
誰にも求めは助けられない
って思っているのが伝わります。
戦っていかなきゃ、という顔に
赤い口紅を引くけど、
心は泣いているようです。
だからわたしが大人にならなきゃしょうがない

無邪気な振りをして、この家族を支えて
わたしが家族を繋ごう
わたしは苦しいけど、わたしの役目
耐えることが出来る
ずっと苦しいと思っていたけど、これも役目だった
大人になった今ならわかります。
お母さんは本当に大変だったのです。

40代になった大人の自分と、その時の自分が対面します。
小さいわたしのほうが強くてニコニコ
大人のわたしの方が不安そう。
手を繋ぎ、1つになることで
やる気満々なインナーチャイルドのエネルギーを受け取っていきました
——-
子どもってお母さんに会いたくて
お母さんを助けに生まれてきますものね
それが様々な感情に繋がってしまう場合もあるのだけど。
「苦しいけど家族を繋げるのが役目」
とても切ないけれど
今、改めて気付く必要があったこと。

大人になって、過去を振り返り
思い出したこと、気付いたこと
様々な感情・・・

ぜひこれからの子育てや
人生に役立ててくださいね。
セッション後はとてもスッキリとされ
穏かな顔で帰っていかれました(*^。^*)

どうかあなたらしい人生を歩まれる事を願っています。
あなたの心にはどう響きましたか?
シモン☆ヒプノセラピー 紫紋 かつ恵

 

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