ヒプノセラピー体験談

体験談219号「息子さんの不登校が教えてくれた事 その1」

◆ 今日ご紹介する方は、友達のお友達。

初めてお会いした時に、こんなご相談を受けました。
「中学生の子どもが不登校になって。
多感な時期、必要な状況だとはわかっています。
でも心が苦しくて・・」
子どもが不登校になって、心穏かでいられる母親などいません。
悩むのは、大切な存在だからこそ。
「わかっている」とは、温かい子育てが連想できます。

その後ご来談いただき、色んなお話を伺いました。
判った事は、
「自分には価値が無いと思ってしまう
自分なんていないほうが良いと思ってしまう
何がやりたいのか判らないこと」など。
これは、威圧的だったお母さんの影響を受けている様子でした。

そして息子さんのことは
「これでよかったと思えるようになりたい」とのこと。

お話から見えてくるセッションの方向性は・・

1、幼少期の心の傷を、年齢退行療法にて癒す事。
2、自分がこの人生に生まれる前に決めてきたことを知ること。
3、息子さんがこの人生に生まれて来た意味を知ること

そんな進行で進めたら、クライアントさんが
すべてを受容でき、自分らしい人生を歩めることが想像できます。
説明の上ご了承いただいたいので、
この3点をメインに進める事に。
幸い、ヒプノは経験がおありでしたので、
すぐに深い催眠状態にたどりつかれました。

長いセッションでしたので、
3回に分けてお伝えしますね。
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ヒプノセラピー体験談 その219「息子さんの不登校が教えてくれた事 その1」
※全てのセッション体験談は、クライアントとの同意の上で文章化しています。
そして私の判断、表現、加筆などにより実際のセッションと異なる場合があります。
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幼いころの辛い記憶が出てきました。

小学校からの帰り道、
お友達が犬が怖いって言うから
通学路と違う道を付き合ってを歩いていたら
お母さんに見られ、殴られた記憶が出てきました。
お母さんはすごい剣幕です。

「通学路を守るのは決まり。例外とかダメ。
私の目を盗んでコソコソして!
嘘をついてハラが立つ!」

幼い自分は、いつも怒られてばかり。

「お母さんが怒っている時、殺されると思う。
わたし悪い子なのかな。
私の事は好きじゃないんだよね・・」

お母さんには、言葉は届きません。

「悪い事をしたから罰を与えるのは当然。
この子のためを思って殴った。」

お母さんには、お母さんなりの想いがあるようです。

「私の小さい頃なんて戦争で恵まれなくて、何も出来なかった。
今は何でも出来る環境だから、何だってやらせたいのに
わたしの言う事聞かないし、本当にひねくれている子。」

お母さんは子どもの頃の傷を引きずったまま
子育てをしているようです。
それはどんな傷だったのでしょう?

集合的無意識を使う時、
誰かの過去の記憶に遡る事だって出来るのです。
お母さんの子どもの頃に戻って、その傷を探りました。

幼いころのお母さんは、
可愛がってくれたお父さんが戦争で亡くなったことから
心を閉ざしてしまったのでした。
その過去に向き合い、癒しまで導きました。

さらに記憶をたどると、亡くなったお父さん
(クライアントさんのおじいちゃん)が出てきました。
おじいさんの魂のから
クライアントさん自身へメッセージが届きました。
天国から、ずっと見てくれていたようです。

「早くに死んでしまったものだから迷惑かけたね。
妻も生活を支えるのが必死だった。
だから娘には本当に寂しい思いをさせてしまった。
孫に生まれたあなたには、ひどい仕打ちを受けさせたね。
でもあなたが優秀に育ってくれて誇らしいよ。
いっぱい話したかった。
これからはたくさん楽しいことが待っているからね・・」

おじいちゃんに、会いたかったな。
お母さんには、いつも笑っていてほしかった。
——-
クライアントさんは、
おじいちゃんの意思を継いでいることに
気づかれたご様子でした。
見守ってもらっている安心感とともに。

次回は、クライアントさん自身の
生まれる前に決めたことを知るために
お母さんのお腹に入る前の記憶に戻りましたよ。
あなたの心にはどう響きましたか?

 

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