◆ このクライアント様のご相談とは、
・ 潜在意識での怒りを消したい
・ 前世での彼との関係を知りたい
・ 今世での役割を知りたい
との事でした。
前回は怒りの原因を探るべくセッションを進めました。
今回は、「前世での彼との関係」をテーマにお伝えします。
たどり着いたのは、遊郭。
今回も、遊郭のしきたりなどが垣間見れる
情感豊かなセッションでしたよ。
しっとりと潜在意識の旅を歩んでまいりました。
ヒプノセラピー体験談 その１６７「対照的な前世 その２」
※全てのセッション体験談は、クライアントとの同意の上で文章化しています。
そして私の判断、表現、加筆などにより実際のセッションと異なる場合があります。
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私は１１・１２歳くらいの女の子です。
勤めている遊郭の近所の建物が火事です。
ゴーゴー音を立てて燃えている建物。
沢山の人があわてて火消しをしています。
「亡くなった人とかいるのかな？」
見物している暇はありません。
早く帰らないと怒られてしまいます。
店に帰ると、言いつけどおりにおかみに買ったものを渡します。
意地悪そうに「姉さん方の準備をしなさい」とあしらわれました。
私は姉さん方から「とろい」「のろま」などと言われています。
「気にすんな」と１人だけ言ってくれて、それだけが救いです。
遊郭には、弟ととも身売りされました。
弟はまだ幼くて雑用が係りとして何も出来ません。
私にとってはかけがえのない、かわいい存在です。
休憩時間になるとご飯を食べさせます。
弟はおどけて、楽しそうに自分を見上げます。
２人でご飯を食べている時間が唯一楽しく、幸せです。
ある時、ヒステリックな姉さんが怒りに任せて
弟を蹴飛ばしたのか、殴られたのか・・
何かが致命傷となり、弟はそのまま命を落としました。
「階段から落ちたんだよ」と姉さんは言うけど、ウソです。
姉さんは、とがめられる事はありません。
遊郭とは、そんなところです。
弟はまだ４歳でした。
何の希望もない毎日が過ぎ
不満を持っても仕方がない、
声をあげる事も止めました。
数年経って、仕事も手際が良くなった頃
「明日から客をとってもらうよ」と言われました。
流される毎日。ここにいても将来などない。
その晩に、身一つで衝動的に逃げ出しました。
身寄りがない私、どこに行ったらいいのかもわかりません。
運よく遊郭の囲いから抜け出すことが出来ました。
夜の江戸をとにかく走ります。
どこまで逃げたのでしょう。
どこかの川のほとり、月を見上げています。
随分遠くまで逃げることが出来ました。
途方に暮れてさまよった後に、
寺の住職に迎えてもらい
しばらくして、寺に仕える尼僧になりました。
年をとり、６０代。
私は人の話を聞いています。
今まで歩んできた人生をもとに「大丈夫よ」と語ることで
誰しも安心するようです。
今の役割に幸せを感じています。
私は和尚に救われましたが、和尚も
「あなたに役割を与える事ができて幸せだ」と語ります。
わたしはこの人生では苦しむことなく、命を終えました。
魂の世界に着き、クライアント様にメッセージが届きました。
「過去はつらかったけど、
逃げ出してからは良い人生だったの。
あなたは大丈夫よ
いろんなことがあっても、救ってくれる人がいて
過去に捉われず、前を見て
人の役に立つことをしなさい。
大丈夫よ
あなたの役割は、人を癒すこと
落ち込んでいる人をポジティブに変えることよ」
——-
今回のセッションを受けたのは、
その前世での遊郭から逃げ出した夜のように
ターニングポイントなのだと感じられた、クライアント様。
その変化の要の時、よくお越しいただいたな～と思います。
自分の気持ちに正直になって
行動を起こすって
勇気がいるし、時には痛い目も見るけど
実はとても大切な事です。
そして、この前世を感じた理由は
今の彼との関わりを知りたかったから。
今の彼が、亡くなった弟のしぐさにそっくりなのだそう。
お互いが会いたくて出会ったご縁だと思うのです。
ぜひ大切になさってくださいね～(^^)
そして、遊郭の火事は・・私がいたかも。
⇒http://u222u.info/mKLX (^^;
さ、次週はこのクライアント様の続きの最終章
「今世の役割を知りたい」です。
もうほぼ知れてますけどね。
お楽しみに～(*^^*)
あなたらしい幸せな人生を歩まれることを
心から願っています(*^。^*)
あなたの心にはどう響きましたか？
シモン☆ヒプノセラピー 紫紋 かつ恵
シモン・ヒプノセラピー
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