ヒプノセラピー体験談

セッション体験談 その10 「幸せな死に方」

人生には様々な局面もあって、
生まれながらにして多くを持ち、幸せに生きている人もいれば
幸せを渇望し、深い沼の底から、もがきながら光を求め続ける人生もあり
どんな境遇であっても、
傷だらけになって、性格も曲がり、みすぼらしく無残な姿となったとしても
明日に向けて手を伸ばそうとするその姿にこそ、私は美しさや完璧さを見ます。
きっと内面に秘められた「愛」が深いからかな。

セッション体験談 その10 「幸せな死に方」

※全てのセッション体験談は、セッション後のアンケートにおいてクライアントとの同意の上で文章化しています。
そして、私の判断、表現法、加筆などにより実際のセッションと異なる場合があります。 ご意見、お問合せはコチラまで


江戸時代です。私は17歳の女です。
お母さんに言われて、めんどくさいけど野菜を買って帰りました。
私の家は、薬屋さんです。みんな忙しく働いていて
私は帳面をつけたり、事務仕事を手伝っています。

すごく好きな人がいます!
薬を運んでくる人です。彼は20歳くらい・・
私は恥ずかしくて声がかけられません。
そして、お父さんが厳しいし、駄目だといわれるから
前に進めないでいます。

お父さんは、私の幸せを願って厳しくしていることがわかっています。
私は好きな人と一緒になれない・・・そんな思いでいっぱいでした。

場面を変えると、結婚式の風景でした。
私は座敷で、白に角隠しをつけています。
みんな幸せそうにしています。
お父さんとお母さんは喜んで、出されたお膳の魚を食べています。
みんな楽しそう。
私はお侍さんと結婚します。
お侍さんにとって私はかけがえのない人のようです。
みんなが祝ってくることがうれしい。

そのまま、少しだけ年を重ねて、重要な出来事のシーンに向かいました。
私はお墓の前で泣いています。
なぜなら、私は、薬屋に来ていた男性のことをずっと思っていて
そのことを、夫に知られたからです。
夫は嫉妬に狂い、男性を殺してしまいました。
私は、男性のことを守れなかったという気持ちと、
夫に対して、悪かった、許して欲しいという気持ちで
ごちゃごちゃになっています。

28歳になりました。
木の牢屋に入れられています。
ほかの男がよりつかないように夫が入れたからです。
小窓から光が入ってきて、小鳥が見えます。
外に出たい、小鳥のように飛んでいきたい。
私は夫の事をぜんぜん怒っていません。夫もかわいそうな人だから。
私のことを取られたくなくて、悩み、どうしようもなっただけ。

お手伝いが時々来るだけで、
しばらくすると夫はあまり来なくなりました。
愛情から束縛したのではなかったから。
一日中、小窓を見ていた私も
家を追い出されました。私は気持ちが穏やかです。

そのまま私は、尼になりました。
小さな神社に住み、毎日掃除をし、お経を上げ、村の住民票の整理をします。
村人の相談を受け、言葉を伝え、これからすべきことを伝え、
米やお饅頭をいただきます。

私は52歳で
お寺でお経を上げながら座ったまま死にました。
私がすっぽり入る桶が私の棺おけです。
土に入れられ、最後にふたが閉められた瞬間
とても幸せな気分になりました。
この罪深き人生が終わったからです。
いろんな人を傷つけた分、いろんな人も救うことができた。
罪を償うことができた。
私は幸せな人生を送りました。
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今の人生とのつながりとして
我慢したら後悔すること
いやなことはちゃんと言う
・・・それが大切な事だと気付かれた彼女
人を助け、苦しんでいる人に手を差し伸べなさい
自分を知りなさい
ゆっくりでいい、弱い気持ちが自分をだめにする
そんなメッセージを受け取っていましたよ。

私は、
何をされても人を恨まず、自分らしい人生を生きたという事
償いの人生を生きることで得た、幸せな死に方
そこに人間としての深みを感じました。
今のあなたに共通していますね、Sさん☆
だからあなたは素敵なのですよね
ありがとうございました。

 

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