私自身がセッションを受けた体験談を
書きます。
あまりに壮大で、美しく、切なく・・・
今の私は受け取るのが精一杯。
ヒプノセラピストとして、
今いることに深く、深く感謝して。
私のヒプノ体験談 その８ 「人生という石の設計士」
受講生の初々しい誘導でたどり着いたのは・・・
大きな人工的に切られた、でもごつごつとした石の上。
照りつける日差しが強く背中が熱い。
私は・・編み上げられたサンダルを履き
白い大きな布を肩からゆったりとかけて、
皮のベルトでとめたような簡単な服をまとっています。
今は25歳くらい、とても背の高い男性です。
茶と金の中間くらいの色で、短いけど大きなカールの巻髪・・・
私はその石の上で、進行状況を確認しています。
足りないものはないか、遅れてはいないか
やりがいあるこの仕事を着実に仕上げています。
私は石を組み合わせる設計士です。
ずいぶん高く石を積み上げた上にいます。
足元ずっと下には、石を運んでいる人たちがたくさんいます。
たくさんの巨石を大勢の人たちが運んでいます。
上を見上げると、神殿があります・・・パルテノン神殿のような形
私はその一部を設計しているようです。
すごく荘厳で、大きく美しい。
私はその場所に上がりたくなって、そのままのよじ登っていきます。
神殿の中はとても広く、天井は高く、
この場所が大好きです。
ここにいると
悩み・苦しみなどがとても小さなことに感じます。
私は神聖なエネルギーを受け取っています。そしてそれを人に伝える。
そう、
石一つ一つが誰かの人生で
それを組み合わせて、大きな建造物を作っている。
神殿からは、彼方まで眺めることが出来ます。
今は日が落ちて、
遥か遠くの地平線も青く輝いている。
月があたりを照らし、溢れるばかりの星が胸に迫るほど美しい
街の明かり、その灯火一つ一つが人生で
ここにいることがただ、感謝で。
そこに争いはなく、でも平和そのものでもなく
私はいつでもここに来て
いろいろ受け取って、人に伝える役目がある。
何も心配しなくてもいい
足元をちゃんと見ていればいい。
一つ一つを組み合わせていくことにより
建物は出来ていく。
ただ、ひとつひとつでしかないのだ。
組み合わなければ、またひとつひとつ組み合わせていけばよい。
ただ、それだけ。
私にはすべてを受け取るだけの素質はあるのだから
自分のことを信じるだけでいい
怖れることも、劣等感を持つこともなく
ただ、自分を信じればいい
今は答えを求めず、あせる必要もない。
足元に女の人がいます。
恋人？ニコニコしています。私はとてもうれしい。
彼女は私の右側で、一緒に寝転んで手をつなぎます。
一緒に神殿の天井を見て、
石のひんやりした感覚を感じて、
しばらくするととても胸が落ち着いてきました。
「あなたがここに来てくれるのを、
ずっと待っていました
あがってこないのか・・・
たどり着けるのか・・・
ずっと待っていて、ようやく来てくれましたね」
私は彼女の笑顔が、あまりにもきれい過ぎて、
受け取ることが出来ません。
すごく穏やかで、やさしくて、とても大きな存在。
私は劣等感を感じています。
彼女に比べ、
自分は小さくておびえていて
取るに足らなくて
でも手をつなぐことで、強くなれる。
劣等感はいつか消えるのでしょう。
それは一緒に生活をしていくことで、
自分で解決・解消していくから。
そうして、彼女と見合う自分になってく
「私はあなたの一部です。」そう、持ち合わせているもの。
今答えが得られてとても暖かい
彼女は、こんな自分をも愛してくれていて
今はまだそれを全部
受け止めることは出来ないけれど・・・
自分は一人ではない。
大丈夫
—–
前世とかではなく、象徴的なイメージなのかもしれませんが
その女神のような女性の存在に圧倒されつつも
私の中あるものだと感じてびっくりしました。
でも、劣等感を持つ気持ちと、
何もかもを超えて他者をただ愛する気持ちの両面は
私が持ち合わせているもの。
いつの間にか
ずいぶん高いところまでたどり着くことが出来ました。
その彼女とは、今世で出会えるのかな？
もう、出会っているのかな。
今は恋しくて。
自分を信じくれて、寄り添ってくれるだけで
人は強くなれるのかもしれない。
それこそが「愛」なのかも。
それを引き出してくれた受講生。
養成講座では、毎回感動がありますね。
感性の素晴らしさに
セラピストとしてたくさんの可能性を感じました。
ありがとうございました。
シモン・ヒプノセラピー
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